idea factory from newspaper 2003 10 11

哲学(philosophy)
 哲学者、西田幾多郎のことが、話題になることが多くなりました。
この方は、日本が生んだ偉大な哲学者です。
まだ、世界的な知名度は低いですが、
やがて、世界で学ばれることになるでしょう。
 さて、「哲学の復活」が必要です。
いつの時代も、哲学は、思想的に、人類を支えてきました。
 何を哲学するのか。
人間を哲学するのか。
これは、人間哲学となるかもしれない。
歴史を哲学するのか。
これは、歴史哲学となるかもしれない。
 しかし、ここで停滞していてはいけない。
神を哲学する。
ここまで、前進しなければならない。
 西洋ならば、キリストが生まれて、2000年。
東洋ならば、仏陀が生まれて、2500年。
2000年の歴史の特徴は、何だったのか。
2500年の歴史の特徴は、何だったのか。
 この2000年と2500年の歴史には、法則性がある。
歴史に潜在する法則性を見抜き、
さらに、そこに、意思を見抜かなければならない。
 神の心は、どこにあるか。
いや、神は、どう考え、その意思を、どう実現しようとしているのか。
 もちろん、ここでいう神についても定義しておく必要がある。
民族を治めている神なのか。
地域を治めている神なのか。
地球を治めている神なのか。
どの神になるかは、哲学する人の認識力による。

選択(alternative)
 私たちは、「親よりも豊かな時代」に育った。
しかし、これからの若者は、「親よりも貧しい時代」を生きなければならない。
さらに、今の子供は、「親よりも、もっと貧しい時代」を生きなければならない。
 人口減社会を真剣に考える必要がある。
国が斜陽化するのは、戦争によるか、経済政策の失敗によるか。
しかし、人口減社会が、もっとも、国を斜陽化させる。
 選択をしなければならない。
高額の税金によって、福祉や社会保障を維持するのか。
子供を増やし、人口減社会を阻止するのか。
移民を受け入れて、移民にも税金を払ってもらうのか。